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2021.07.01

【コラム】6月のグランドオープン状況

コラム

先月お伝えしたように6月のグランドオープン店舗は少なく、オープン店舗は三重県伊勢市の「タイキ伊勢小木店(639台)」1店舗のみでした。

該当店は、PS比率を 約7:3 (全国平均 約6:4)と変化を先取りしてオープン。
旧店舗のツイン店舗構造はそのまま踏襲されているようなので、パチンコ館は限界までマシマシしてスロット館は少しゆったりしている感じになっているのでしょうか。

該当店は「パラッツォ伊勢店」からの居抜きになりますが、パラッツォ(パラッツォ東京プラザ)と言えば、4月に代表者が大蔵株式会社(屋号 ビッグアップル)のオーナーに切り替わり話題になりました。
厳密には、オークラホールディングスにグループ化されたのではなく「オーナー個人の株式取得」という事になりますが、「17店舗運営会社の代表が新たに25店舗運営会社の代表に」という構図はなかなかセンセーショナルで、否応なしに今後の展開に注目が集まります。

やはり、コロナ禍・遊技機移行も終盤という事で、事業の区切りと躍進が交錯します。
「悠煇(屋号:ドキわくランド・9店舗)」を取得したアミューズ、「ワタナベプリント(屋号:JJ・5店舗)」を取得した慶尚など…その他オフィシャルになっていないものも含め 大型M&A事例 が増えています。

M&Aで運営引継の後は、「いつ屋号変更するのか?」・「どの程度の投資でリビルドを目指すのか?」が気になるところですが、営業の視点から言えば遊技機移行は移行完了後の「2回転目」こそ重要になりますので、初手で過剰な投資はせず 改装の芽 を残しておく方が成功率は高まるように感じます。
また、客数支持があり旧屋号が愛されているM&A事例では、旧屋号を残して 「Powered by~」(~の協力の下) とバックグラウンド表示に留めておくスタイルも増えてくるのではないでしょうか。