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2021.10.10

【コラム】9月のグランドオープン状況

コラム

 気付けば10月も10日になっておりました・・・という事で、少し遅れましたが、9月のグランドオープン状況。

8月のグランドオープン店舗は例年より少ない8店舗でしたので、当然ながら9月グランドオープン店舗はさらに減って2店舗という状況。
それでも、M&A店舗で繁忙期明けから改装休業に入っている店舗が十数店舗あることから、スロット旧基準機設置の優位性が薄れてくる年末はグランドオープンで活性化される商圏が多くなりそうです。

9月オープン店舗の「マルキ藤が丘駅前店(249台)」・「ニューいせや天美店(241台)」はいずれも小規模店。
「マルキ藤が丘店」は田園都市線‐藤が丘駅前(乗降客数2.1万人/day)に1店舗だけ構えるP店で、香川県で4店舗・平均277台の小規模店を運営する株式会社回天の県外初出店。
「ニューいせや天美店」を運営する株式会社いせやは、今年の5月にも「ゲットハウスニューいせや藍住店(436台)」をオープンさせています。
いずれも低貸設置の最寄営業になりそうですが、小規模店の奮起に期待したいところ。

8月オープンの「楽園立川店(1,552台)」。
旧店舗が1,550台ありましたので、台数規模はわかっていたことですが、PS比率を駅前型のほぼ1:1としたのには驚きました。
元々、立川駅前商圏のPS比率は61:39と郊外店と変わらぬ構成比で、客数比も概ねそれに準じており、モノレール周辺のマイホーム層がメイン客層になっている様子が伺えたことから、変化を先取りしてパチンコ比率を引き上げる事も十分考えられましたが、「パチンコでは広域集客に限界があり、このロケーションでは埋まり切らない」ということなのか1:1とし、結果、繁忙期が明けてもスロット先行で盛り上がりを維持しており、「射幸性が下がってもスロットは広域集客可能」という画をみせてくれています。


今の時期は12・1月販売の遊技機の営業真っ只中で、12月の島図がほぼ決まり、1月末の島図も概ね見えてきた頃だと思います。
新店組にとっては、ようやく「旧基準機保有」が無関係な同じ土俵での勝負が始まることになります。