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新規顧客の集客と既存顧客の固定化のために、プロモーションでお悩みの経営者様や役職者様は少なくないでしょう。下記では、パチンコ店やスロット店が主に取り組んでいる3つのプロモーション(PULL戦略)について解説します。

ポスティングとは、各家庭にあるポストに直接投函するプロモーションの事です。
自店があるエリアにいるプレイヤーを確実に取り込みたいのであれば、地域密着型のプロモーションであるポスティングの積極的な活用は必須となります。

折込広告は、新聞と共に各家庭に届けられる広告物です。折込広告には新聞休刊日以外、確実に家庭に届いて人の目に触れるというメリットがあります。また届けられる地域を限定する事ができるため、エリアマーケティングに優れているのも大きなメリットです。

ただし、折込広告は世代によって新聞の購読率が大きく異なるため、「ターゲット層とマッチしているか」「表現内容は正しいか」といったポイントは、確実にチェックする必要があります。
その一方、効果が持続しにくい、ターゲットの年齢層を絞れないといったデメリットもあります。

タウンメールとは、宛名の記載を省略した郵便物を、指定された地域に全戸配布する制度の事です。このタウンメールには、封筒やハガキと比較して料金が安い、顧客リストが不要、新聞を取っていない世帯にも広告が行えるといったメリットがあります。デメリットとしては、訴求内容が地域全体で同一になる、折込広告と比較して若干割高といった事が挙げられます。

DMは、顧客情報をもとに広告が行えるため、ターゲットに対して直接メッセージを届けられるメリットがあります。その他にも、新規顧客だけでなく既存客や離脱客に対してメッセージや広告が届けられる、ホームページのようにすぐに真似されないといったメリットがあります。

反対に、DM発送に手間が掛かる、作成にスキルを要する、インターネットに比べて費用が掛かるといったデメリットが挙げられます。

個人に対し、ポスティングよりもダイレクトにプロモーションを行いたい場合は、インターネットやSNSの活用が有効的です。

メールはもちろん、TwitterやFacebook、LINE、ブログ、動画配信などは、特定のターゲット層にダイレクトに情報を届けられる効果的なプロモーションになります。
このような効果は、新聞や雑誌、テレビ、ラジオなどの4マス媒体によるプロモーションと比較すると、親近感や接触効果で圧倒的な差が生じます。

しかし、インターネットやSNSの活用は、情報の質や頻度を充実させないと受信数が増えないため、注意が必要です。また、端末機器の利用における世代間格差が大きいため、その点も考慮する事が求められます。

ポスターやティッシュ配布、ビジョン、野立て看板、街宣トラック、街宣自転車などの「街宣広告」も、パチンコ店やスロット店が主に取り組んでいるプロモーションの1つです。街宣広告は新規顧客に対して即効性や刷り込みなど、様々な効果が期待できます。

街宣広告を行う際のポイントとしては、人が「居る」場所で行う事です。街宣広告は人が居る・居ないでは成果が大きく異なり、人が居ない・人の流れが少ない場所で営業内容などの店舗告知を行っても、集客を期待するのは難しいです。

一方、人が居る・人の流れが多い場所で同じような街宣広告を行えば、自然と集客につながります。つまり街宣広告は、人が居る場所で行う事が大切なのです。

これらのプロモーションにはそれぞれ長所がありますので、自店に合ったプロモーションを選択するようにしましょう。